タワマン時代(凌天閣)
帝国大和のタワマン、名前は凌天閣かもしれない
帝国大和のタワマンは異様にギラギラした重厚な装飾が多くて目が疲れそうな程に模様が細かい壁紙や絨毯が敷かれていそう。絨毯はその上を土足で歩いていいのか!?と戸惑うほどにフカフカしてそう。
儺禍嶌くんもこのタワマンが建てられた時に周りのブルジョワがこぞって部屋を買いまくっていたからつられて小生もー!と一室買ったが仕事やら何やらで忙しくて来てないしそのうち買っていたことも忘れていそう。
この忘れられていた儺禍嶌くんの部屋をいつか何処かの回で「部屋の鍵を貸してやる。暫くそこを活動拠点とするのだ。勘違いするでないぞ?あくまで貸してやるだけなのである。あと部屋汚くするんじゃないぞ!キレイに使うのである!」と儺禍嶌くんから鍵を放り寄越されるとかありそう。
このタワマンには受付にコンシェルジュが居てルームクリーニングサービスや住民のみが使えるコインランドリー的なサービスとか下流階級には想像がつかないようなサービスが盛りだくさんなのでしょうねえ…
【初期構想~どこもかしこもふんわり~】 ・外壁→黒と濃赤と差し色に黄金、どっしりしている ・内装壁紙→黒字に金色のペイズリーだか荘厳な唐草模様そんな感じ、慣れない内は目がちかちかする ・バベルの塔っぽい? →外縁が円形タワー状の建物…?巨大な吹き抜け構造(ぼんやりコロッセオか?)
・床→エントランスホールは大理石の上にふっかふかの濃赤の絨毯、通路も濃赤の絨毯が敷かれている ・柱→エントランスホールの柱は直径150cmの大理石製が10本ぐらいある、化石が埋ってるよ探してみよう ・各部屋にシャンデリアとかある こんな感じ
「帝国時代に築かれた超高級巨大集合住宅地(現在でいうタワーマンション)。当時の貴族や富裕層がこぞって部屋を購入し絢爛な日常を過ごしていたが×十年後の〇〇恐慌の際に多くの住民が部屋を手放しいつしか建物は廃れ、その後△△戦争時に爆弾によって破壊され再建されることはなかった。」みたいな
建物が残っていたら「経済成長により急発展していった当時のこの国の豊かさを象徴する文化財のひとつ」として保護されていたかもしれないという設定も付与したい…
仰天閣の誕生
帝国大和タワー凌天閣まさに天を凌ぐ高さその階数ゆうに50を超え100にも届くかという勢い。しかし竣工当初は30を超える程度であった。 当時は凌天閣ほど高い建物はなく展望が珍しがられ賑わったが、開業すぐにエレベーターが故障。
階段のみの営業になり30階をのぼる人もまばらに上の階はだんだんと人が踏み入れなくなってしまい上の階はカオスと化していった。 そしてある日凌天閣を見上げると、階が増えているではないか。 帝国大和ダンジョン凌天閣あらため仰天閣の誕生である。
ーーー以来、あの建物は凌天閣、地元では仰天閣なんてあだ名呼ばれているよ。」
儺禍嶌くん「洒落に走っとる場合かッ!!」
仰天閣、内部を探索されており、その拠点として使われる忘れらされた儺禍嶌の部屋。
買ったときは億なんだろうなあ…ローンもまだ残ってそう…儺禍嶌くん、きみ使ってないのに払い続けてたのか…?
部屋の利用料は軍属割引してやるのであるということで払えなくもない額でしょうか?
鶴多くんの場合「貴様の懐は元を辿れば小生の懐からなのだから貴様から取るのはなんか変であろう」
ということで鶴多くんはタダで儺禍嶌くんの部屋に滞在できます(子供割引であるフハハ)
部屋を買った当初は高層部の良い部屋を選んだつもりがダンジョン化したあとは階数が上に増えて今や中間辺りの階に部屋があると見ます。
下の階はそれほど混沌に巻き込まれないものの上に上がれば上がるほどきっと…
ダンジョン化している建物から良識ある上流階級の人たちは危ねーからさっさと退去する人もいればでも高かったし最先端なんだぞ?と渋々住み続ける人もいればこれを利用して儲けられるんじゃね??と商業を開拓する強者がいそう。 儺禍嶌くんは圧倒的三番目。
仰天閣の違法観光地化
天を衝く仰天閣…ダンジョン化当初に見上げた人間みんな天を向いて呆然としていたのだろうなと想像がつき仰天閣と呼ばれるようになった所以
上を見上げると仰天閣の物々しい雰囲気に圧倒されるが、地上階ではカラフルなのぼりがたくさん閃いて仰天閣まんじゅう・せんべい、カラーひよこっぽいの、お土産屋、食堂、仰天閣下層階ツアーの客などでワイワイしている
「やっとる場合か~~~~!!」と怒りたくなるような場合でも人がたくさん集まる場所には商魂逞しい人達がなんやかんやで集まってきちゃって賑やかになっちゃうんだ
君だってそこの屋台でたい焼きなんて買ってるそういうところだぞ儺禍嶌少佐
仰天閣の生物たち
仰天閣は自然が作り出した洞窟や樹海系ダンジョンとは違い明らかに人工物のダンジョンなので最上階付近には極めて知能の高いナニカが住んでいる
タワマン上層階の人たちにペットとして飼われていたものが野生化魔物化繁殖している
ひよこっぽいの
このとりっぽいのは何かの雛というわけではなく初心者冒険者が入る最初の森に出てくるレベル1の生物あるいは召喚した際に出てくるハズレ召喚獣(使い魔)みたいな立ち位置の生き物です
→ひよこっぽいの
黄金(の糞をする)ツバメ とかもいる
仰天閣 住人
仰天閣はもともと高級マンションであったため避難が遅れた一部の住民も気がつかないうちに魔物化されて、自身がダンジョンの一部になったと認知出来ないまま自分の住んでいる部屋から出られずにいる人たち
ダンジョンの一部となった住民のいる部屋に訪れるとわりと穏やかに出迎えてくれるし「次からはちゃんとアポメントとらなきゃ駄目よ」などと注意しながらお見送りしてくれる
自分が人間じゃなくなったことに気がつきもせず現在の現状に疑問も抱かずにダンジョンが機能停止するまでそのまま。
締め切り間近で仕事中にダンジョンに取り込まれてしまった記者はずっと仕事をし続けているが手元のタイプライターは子供が考えたみたいな抽象的な詩ばかりが出力され続けている…
ダンジョンに取り込まれた時期が初夏であれば秋になってもずっと避暑地はどこ行こうか、新しい夏物が着たいのとNPCのように話し続けるお嬢様
「己が人間じゃなくなったことに気がつけないだなんて憐れだな…」
仰天閣 管理人
バベルめいた塔を建てようとした罰なのかもしれません…(管理人さんはとんだとばっちりを受けたようです)
→仰天閣管理人
仰天閣の住人の無理難題にやさぐれて屋上でサボってたら天啓を一身に受けてしまったモブ管理人さん
空に近くなりすぎたために天啓を受けてしまった管理人さんついに人の言葉を話せなくなり仰天閣と一体化して成長させはじめた
上へ登っていくも道中ずっと訳のわからない生き物ばかり出てきた中で最上階で急に明らかに人によく似た形をして会話が成立しそうなレベルに人語を口にする人間じゃないナニカを発見した討伐隊はSAN値チェックです